ヨーロッパの宝飾「女性の小物・雑貨」その3
20世紀に入ってから、こうした女性用の小物入れバッグはヴァニティ・ケースと呼ばれた。
形状はさまざまあるが、化粧道具や櫛、手鏡などが入れられ、1910年代後半から女性の喫煙が公認されるようになると、喫煙具も入れられました。
初めはせいぜいがモノグラム入りの金製のものであったが、カルティエやヴァンクリーフ&アーペル社の先導のもと、七宝や東洋からもたらされた弱翠や珊瑚の板などが張られるようになります。
七宝よりも柔軟性のある漆なども登場し、黒の漆や七宝を背景にプラチナとダイヤモンドで作ったモティーフなどを装飾した凝った作りのヴァニティ・ケースが作られます。